左側:正規パワーブロック、右側:コピー可変式ダンベル
”パワーブロック風 類似コピー品ブロックダンベルにはデメリットがある!”(個体差があります)
41kgブロックダンベルですが、価格は3万6千円ほどとなります。
「3万6千円もお金を払うんだから、立派なダンベルだろう」と期待される方は買わないでください!
著者自身は上記のタイプでした。
とてもガッカリしました、1週間で手放しました。
41kgブロックダンベルは、価格12万5千円の「パワーブロックSP9.0」 をコピーした商品です。
3万6千円も払って「安かろう悪かろう?」には疑問を覚えてしまいますが、記事を読んでくださる方々には著者を反面教師にしてもらおうと記事にしてみました。
よろしければご覧ください。
2023年現在、パワーブロックの類似商品が「ブロックダンベル」との名称で数多く出回っています。正規パワーブロックは12.5万円と値段がとても高いことから、価格の安いブロックダンベルも選択肢に入ってくるでしょう。さすがに価格差4倍は大き過ぎますよね。
しかし類似品ブロックダンベルにはデメリットがあります。
今回は正規品パワーブロックと可変式ブロックダンベルの両方を購入して違いを比較してみました。
ブロックダンベルを購入する前に知っておいて欲しいを「特徴」「可変式ダンベルを使う時にやってはいけないこと」「メリット」「作りの精度」「材質の違いと耐久性」の順でお送りしていきます。
ブロックダンベルの特徴
可変式ブロックダンベルはピンを差し替えるだけで重量変更ができる画期的なダンベルです。通常のスクリュー式のダンベルと比べて重量変更にかかる手間を省き、時間を大幅に短縮できることが最大の特徴です。
作りがシンプルかつ頑丈。
設計元となっている正規品パワーブロックは30年前の初期モデルも現役でフリマサイト・オークションサイトで売られているのを見かけます。パワーブロックのメリットは次のようなものが挙げられるでしょう。
- 作りがシンプルで頑丈、壊れにくい
- 数十秒で重量変更することができる
- コンパクトで設置スペースが少なくて済む
- 外観も美しく所有欲も満たしてくれる
ブロックダンベルでやってはいけないこと
可変式ブロックダンベルを使う上でやってはいけないことがあります。
- ロックピンを左右で異なる段に差し込まないこと
- ゴム紐をロックピンで挟み込まないこと
- 落とさないこと
- 保管時に日光に当てないこと
正規パワーブロック、類似品ブロックダンベルのどちらにも、1~3番の注意事項がロックピンに印字されています。英語で表記ですが。
下の写真のように左右で異なる段にロックピンを差し込んだまま持ち上げて使用すると、ロックピンを破損する可能性があります。
正規品、類似品ともにロックピンは破損する可能性があります。
類似品ブロックダンベルのロックピンは、強度が足りないのか正規品よりも壊れやすい様です。オークションサイト・フリマサイトなどで幾度もロックピンが壊れたブロックダンベルをみかけました。
しかし安心してください。
多くの購入者からの要望により、ロックピンを単品で購入できるようになりました。Amazon、楽天市場内にて「可変式ダンベル ロックピン」にて検索してみてください。2本セット2,000円ほどで売っていますよ。
〇保管時に日光に当てないこと
ブロックダンベルを日光に長期間当ててしまうと、ハンドル部分のプラスチックの強度が下がります。ブロックダンベルを落としてしまい、プラスチック部分が割れたダンベルを過去に2個ほど見かけたことがあります。ご注意ください。
可変式ブロックダンベルのメリット
- 他の可変式ダンベルよりも頑丈であること
- 価格が安いこと
PowerBlock 41kg×2個(新品):125,000円
可変ダンベル40kg×2個(新品):36,000円
新品のパワーブロック SP90(41kg)セットは12.5万円ほどで売られています。
可変式ダンベルは新品40kg2個セットが「3.6~4万円」ほどとなっています。
”パワーブロックと比べて4分の1の価格が最大の魅力といえるでしょう”
作りの違い「品質」「精度」「外観」
- プレート間の隙間が大きいため、ガタツキが大きい※個体差あり
- グリップがゴム臭く、トレーニング後に手に臭いがうつる※個体差あり
- 塗装に使われる塗料が違うため、塗装がよく剥がれる
- 新品で届いた時から、塗装の剥げと錆びがみられる
- 七色のプラスチックカバーが接着されていないため、動く
- 溶接されている箇所が少ない
可変式ダンベルでは値段が安くなる分、精度や作りなど細かい点に欠点が見られます。
塗装についてはパワーブロックが車の塗装で、可変式ダンベルがホームセンターの缶スプレーといった位の違いがあります。またゴミが付着した状態で塗装している点も気になりました。
ダンベル自体も埃っぽいので、濡れ雑巾で掃除する必要があります。
筋トレ時の使用した感想ですが、ハンマーカールなどダンベルを上下逆さにする動作でガタツキが気になります。音がする以外は問題ありません。
正規品と可変式ダンベルの違い「強度・耐久性」
左側:可変式ダンベル、右側:正規品
- 重量変更の時に、ロックピンを差し間違えたまま使用すると壊れることがある
- プラスチック部(白色部分)の強度が弱く、ダンベルを落下させた場合に割れることがある
まとめ
メリット
- 価格が安いこと
- 他の可変式ダンベルよりも、頑丈であること
デメリット
- プレート間の接地部位の隙間が大きいため、ガタツキが大きい
- ロックピンを差し間違えたまま使用すると壊れる※正規品よりも強度が少し弱い
- ダンベル本体を落下させると、白色プラスチック部分が割れることがある※正規品よりも強度が少し弱い
- 塗装に使われる塗料が違うため、塗装がよく剥がれる
- 塗装に使われる塗料が違うため、すぐに錆びる
- 七色のプラスチックカバーが接着されていないため、動く
- 新品で届いた時から、塗装の剥げと錆びがみられる
ブロックダンベルを購入する際は、メリットとデメリットを比較検討してみて下さい。
デメリットが許容範囲である方は、頑丈な41kgブロックダンベルはお勧めです。
この記事が皆様の役に立てば幸いです。
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