メルカリやラクマ、ペイペイフリマなどの個人売買サイトで出品される半分以上は海賊版 亡国の吸血姫です。偽造品は安く作られており、通常使用に耐えることができません。
今回は過去に出品されて売られていった海賊版「亡国の吸血姫」をご紹介します。
上の写真は出品された偽造品を拡大したものです。この一枚だけでも見分けるポイントが3つあります。答えは最後の章でご紹介します。
こちらの記事で偽造品を学ぶことで、偽物と本物を見分ける判断力を身に付けて頂ければと思います。
事例1 壊れかけの亡国の吸血姫
事例1は一般の方が2次出品された本になります。
数回読まれたのでしょうが、本の綴じの部分がヨレており傷みがみられます。本の綴じ部分の接着が剥がれて、バラバラになってしまいそうです。
この方は偽造品だと知らずに出品されていました。クレームが来ないように傷んだ部分の写真を掲載しておられます。ここは「本の綴じ」部分であるため、偽造品であることがよく分かります。
事例2 わかりにくい偽造品
事例2は評価件数が二桁以上あるIDで出品されていた偽造品 亡国の吸血姫です。ラクマとペイペイフリマで出品されていました。
4枚目の写真を拡大すると本の綴じ部分が糸綴じの特徴のように見えます。帯のモモンガさんも偽造品の特徴をしている気がします。
ペイペイフリマの方で「本の厚みと重さ」について購入希望者より質問があり回答していました。文面では日本語に堪能な様子でした。その後偽造品だと指摘されていましたが、1カ月経過後も取り下げることはなかったので確信犯だったのでしょうか?
事例3 よくあるパターン1
事例3はメルカリでよく見かけるパターンのものです。
本の綴じの部分は絶対に写すことはありません。その他の付属品2点にも偽造品特有の特徴が見られます。
事例4 よくあるパターン2
事例4はメルカリでよく見かけるパターンその2です。
本の綴じの部分は絶対に写すことはありません。説明文は他人のコピーです。
事例5 最近のパターン1
事例5はここ数カ月メルカリでよく見かけるパターンです。
本の印刷が綺麗に再現されていることをアピールするために本のページ写真を載せるようになりました。説明文は他人のコピーです。
事例6 最近のパターン2
事例6はここ数カ月メルカリでよく見かけるパターンその2です。
印刷がどれだけ綺麗でも肝心の本の綴じ部分は写真がありません。説明文は他人のコピーです。
事例7 貴重画像!いろいろ公開された亡国の吸血姫
事例7は一度だけ見かけたとても分かりやすいパターンです。本の綴じ部分や帯のモモンガさん、P407キャラクター紹介ページなどすべて公開されています。
P407キャラクター紹介のページは拡大しても斑点が3つ位しか見つかりませんでした。
印刷状態がよいものを選んで載せているのでしょうか?
本編小説1~14巻のキャラクター紹介ページと並べて比較すると、「文字や線に色が入っていない」「字や線が細い」など目視でも違いがわかります。
商品説明の文章も出品者本人が記入していることがわかります。日本語の文章として色々とおかしい点がみられます。
せっかくなので本の綴じ部分を拡大してみました。
写真でもはっきりと糸綴じであり、綴じの数が17箇所であることが確認できます。
おわり
冒頭で紹介した上の写真の見分けるポイントは「➀モモンガさん」「②段ボールが弱くヨレている」「③帯と本の底辺との隙間が大き過ぎる」でした。
帯と本の底辺との間に、2mmに近い隙間があることがわかります。
ほとんどの正規品は1mm以下程度に揃えられています。1mmくらいの隙間がある正規品はよく見かけます。※1万冊以上恐らく手作業で行われたので例外はあります。
③は見分けるポイントとしては適切ではなかったかもしれません。(;^_^A アセアセ…
今回は偽造品事例をお送りしましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事がオーバーロードファンの皆さまの一助となれば幸いです。
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