オーバーロード特典小説「亡国の吸血姫」海賊版の記事 第2弾です。
今回は「亡国の吸血姫 」正規品を手に入れたので写真で比較します。海賊版と違うポイントを写真で分かり易く紹介していますのでご覧ください。
前回お送りした、正規品と海賊版「手に取ればわかる11点」＋本単体で「写真でわかる唯一のポイント」の中から抜粋してお送りします。
海賊版はしかるべき機関に提出済みのため、写真の数に限りがあります。
また正規品の正確な数値は、海賊版対策活動をされている方々と足並みを揃えるために公開はしません。悪しからず。
ブックカバーの用紙が違う
上の写真が、オーバーロード本編小説12巻(左)と正規品「亡国の吸血姫」(右)のブックカバーを接写したものです。
下の写真が、オーバーロード本編小説12巻(左)と偽造品「亡国の吸血姫」(右)のブックカバーを接写したものです。
正規品の方が用紙の凹凸が大きくはっきりと写っています。本編小説12巻と同種の用紙が使われていることが写真からもわかります。本編小説と同じ用紙が使われているので簡単に凹凸を撮影することができました。
偽造品の方は用紙の凹凸を撮影するのに苦労しました。30～40枚撮って渾身の一枚がこちらの写真です。
印刷プリント自体も正規品と偽造品を比較すると、「色の濃淡」「細部のぼやけ」などがみられます。
本編12巻との対比 帯 キャラクターの色が違う
上の写真が、オーバーロード本編小説12巻(下段)と正規品(上段)の帯を接写したものです。
下の写真が、オーバーロード本編小説12巻(下段)と偽造品(上段)の帯を接写したものです。
「えっ？」
写真を比較すると驚くほどの違いがみられます。
正規品「亡国の吸血姫」では、帯の”モモンガさんの顔が青色”、”キーノさんの外套のフード部分は青色”でプリントされています。
偽造品の方では、帯の”モモンガさんの顔が紫色”、”キーノさんの外套のフード部分が黒に近い紺色”でプリントされています。
オーバーロード本編小説12巻の帯の色に変化がないことが、画像処理していない証拠となるでしょう。
メルカリ・ヤフオクの写真を確認したところ、”キーノさんの外套のフード”の色はすべてが暗く判別できませんでした。”モモンガさんの顔色”に関しては、かろうじて色が判別ができました。目安の一つにはなるでしょう。
上の写真をご覧ください。
モモンガさんの頭部の色が異なることがわかりませんか？外套は青色に写っておりますが青紫色です。
左が正規品の青色モモンガさん、右が偽造品の紫色モモンガさんです。
2022年7月以降、市場に流れている偽造品は「紫色→青色」へ修正されています。
本編12巻との対比 厚さが違う
左の写真が、オーバーロード本編小説12巻(左)と正規品「亡国の吸血姫」(右)を比較したものです。
右の写真が、オーバーロード本編小説12巻(左)と偽造品「亡国の吸血姫」(右)を比較したものです。
正規品は本編小説12巻と厚さに違いはほとんどありません。偽造品は目視でもわかるほど厚さに違いがあります。偽造品は概ね2mmほど薄くなっています。
本編12巻との対比 「綴じ」の外観が違う
左の写真が、オーバーロード本編小説12巻(上)と正規品「亡国の吸血姫」(下)を比較したものです。
右の写真が、オーバーロード本編小説12巻(上)と偽造品「亡国の吸血姫」(下)を比較したものです。
上の写真は、オーバーロード本編小説12巻(上)と偽造品「亡国の吸血姫」(下)を比較したものです。
本の綴じの数が、異なるのがわかります。
海賊版「オーバーロード 亡国の吸血姫」では綴じの数が17箇所で製本されています。
正規品は綴じが細くすべてを数えることはできませんが、綴じの数は最低でも20箇所以上です。左上の写真を見るとわかるように、正規品はオーバーロード本編小説と瓜二つの仕上がりです。
→ 2022年7月より偽造品の製本方法「糸綴じ」から「無線綴じ」に変わりました。
1～4章 挿絵の柔らかさが違う
この写真は正規品「亡国の吸血姫」の1～4章 挿絵ページを斜めに傾けたものです。
残念ながら、海賊版の挿絵ページの写真は撮影していませんでした。海賊版は挿絵ページが絵葉書のように固いく厚いため、ページがたわむことはありません。海賊版の紙の厚みは約0.15mmでした。正規品の紙の厚みは、本編小説1～14巻と同様の約0.14mmです。
本の背部分の厚みが違う
左の写真が、オーバーロード本編小説12巻(左)と正規品「亡国の吸血姫」(右)を比較したものです。
左の正規品がきれいな長方形をしているのに対して、右の偽造品は背の部分(ノギス側)が本全体よりも厚みが広くなっています。
偽造品の背の厚みは約23.61mm、腹側の厚みは約22.52mmで、背側が約1.09mmほど厚くなっています。正規品の場合は逆で、背の厚みよりも腹側の厚みが約0.20mmほど厚くなっています。
費用の多くかかる製本方法を用いているか、費用の安い製本方法で済ませているかの差がこの部分に表れています。
まとめ
いかがでしたか？
正規品と海賊版の違いが視覚的によくわかったのではないでしょうか。
オーバーロードファンの方々が、安心して正規品「亡国の吸血姫」を手に入れることができるようにと記事にしてみました。
多くのオーバーロードファンの方に「亡国の吸血姫」が読まれることを祈っています。
今回手に入れて撮影に使った正規品「亡国の吸血姫」は次のファンの方の元へ旅立っていきました。ファンの皆さまも”買って売って実質2万円”を実行していきましょう。売ることを強制している訳ではありませんので誤解なさらず。
この記事がオーバーロードファンの皆さまの一助となれば幸いです。
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